「永遠の安心感を与えてやろう」
というDIO様の言葉に逆らって、人は自ら不安の中に足を踏み入れる。重要な決断に際して背中を押すのは希望でも楽観でもなく、やけっぱちの狂気だ、と思う。
「弱き旅人よ 引き返すがいい 倒れてしまう前に
それでもお前は 行くというのか 遠い空の向こうまで 」
−「ふたつのスピカ」OP曲『venus say』より−
「君の残酷な荒療治は僕の決心をかためてくれた。今後も僕は時々さびしいかもしれない。しかし死んでも君たちには同情してもらいたくない。僕は一人で耐える。そしてそのさびしさから何かを生む」
−武者小路実篤『友情』より−
こういうの、東洋では「修行」と言うんでしたっけ?
ヘンリエッタ「具合悪そうだけど、大丈夫?」
トリエラ「実は昨日から生理が重くてさ、今余裕無いんだ。完全に生理不順。お腹痛い」
ヘンリエッタ「市販のお薬は飲めないんだよね」
トリエラ「白状して気が緩んだらどんどん痛くなってきた。でもこれも生きてる実感だから、我慢する」
−相田裕『GUNSLINGER GIRL』より−