日本画

河鍋暁斎について−京都国立博物館「没後120年記念 絵画の冒険者 暁斎 Kyosai−近代へ架ける橋−」展によせて−

神仏分離に始まる日本社会の「近代化」において宗教に与えられた役割は、自らをキリスト教や社会主義への防波堤になぞらえ、人民を天皇制国家における忠良な臣民に教育することであった。仏教は教義の合理性を強調し、国家の教化政策の側に組み入れられるこ…

曾我蕭白について

この雑記の第1回目として取り上げるのは「奇想の画家」曾我蕭白。有名な作品については以下のリンク先で見ていただきたい。 http://www.kyohaku.go.jp/jp/tokubetsu/050412/shoukai/index.htm 70年代に辻惟雄氏が「奇想の系譜」で再評価して以来、一般での人…